伝えたい2015年11月 沖縄

 

 

 

11/1  辺野古に警視庁機動隊、百数十名導入

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-164131.html 

 

    ゲート前に座り込む市民からは「弾圧しようとする政府の意思表示だ」「暴力的な警備をしかねない」などの反発。座り込む市民を支援する三宅俊司弁護士は「沖縄を押しつぶすためだけに派遣される弾圧部隊だ。非暴力の主張を過剰な警察力で押しつぶすのは『表現の自由』の否定だ」「今までは県民同士が争っていたが、これからは警視庁が出てくる。まるで松田道之処分官が警察と軍隊を引き連れて『琉球処分』に来た時と一緒だ。国と沖縄の対立が明確となり反発がもっと広がるだろう」と指摘した。

 

 

 

11/1  県土砂条例、きょう施行

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-164134.html 

 

    公有水面埋め立て事業において特定外来生物が付着・混入した県外土砂や石材の搬入を規制する県条例。6月県議会で可決成立した。辺野古の新基地建設用に予定される県外土砂搬入に一定の縛りをかけることになる。

 

    事業者は資材搬入の90日前に県知事に、事業内容などを届け出なければならない。土砂搬入で特定外来生物の付着の恐れがある場合、県職員や委託業者が土砂がある場所に立ち入り調査できる。罰則規定はないが、事業者が県の措置に応じない場合は事業者名を公表する。

 

 

 

11/1  グリーンピース「虹の戦士号」那覇入港  「新基地建設反対」を世界へ

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-164555.html 

 

    「SAVE  THE  DUGONGS」の旗掲げ国際環境保護団体のグリーンピースのキャンペーン船「虹の戦士号」が那覇新港に入港した。米国やオランダ、オーストラリアなど11か国から17人が乗りこむ。5日にも辺野古付近の海上へ移動の予定。「虹の戦士号」が沖縄に派遣されるのは2000年の沖縄サミット、0507年に辺野古を訪れた時に続いて4回目。今回は辺野古の現状を把握し、ウェブサイトなどを通して新基地建設反対を訴える。今年、辺野古の環境保全と新基地建設に反対し「辺野古のジュゴンを守ってください」と要請する国際署名を世界20か国以上で約53千筆を集め、6月にキャロライン・ケネディ駐日大使に届けている。南アフリカ出身で同船のマイク・フィンケン船長は、基地を建設することで軍事力を強化する根底にあるのは恐怖心だと指摘。「自分自身を守る最大の防衛手段は平和だ。平和を追求するために互いが努力するべきなのに、なぜ緊張感を高めることにお金を使うのか」と疑問を呈した。

 

 

 

<社説>久辺3区の振興費 新基地計画と絡めるな 2015111

 

    http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-164124.html 

 

 

 

11/2  県、国地方係争処理委員会へ不服審査を申し出 

 

知事の承認取り消しへの国交相の「執行停止」について「国交相停止は違法」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165186.html (知事会見録画あり)

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-164897.html 

 

    翁長知事は記者会見を開き、「国土交通相が(政府の)辺野古移設の方針に反する判断を下すことは不可能だ。国土交通相による執行停止の決定には公正・中立という行政不服審査制度の前提が欠落している」と批判し、国地方係争処理委員会に公正・中立な審査を求めた。

 

<国地方係争処理委員会へ審査申し出 知事会見冒頭発言全文>

 

     本日、先月27日付で国土交通大臣が行なった辺野古新基地建設に係る公有水面埋め立て承認取り消し処分の効力を停止する旨の執行停止決定について、地方自治法第250条の131項の規定に基づき、国地方係争処理委員会に審査申し出書を提出した。

 

     本県としては、主に次に述べる理由から、国土交通大臣の執行停止決定は違法な関与行為であると考え、審査を申し出たものだ。

 

     第1に、代執行手続きには、執行停止の手続きが定められていない。このたびの本件執行停止は、まさしく、代執行手続きが進められている間も埋め立て工事を行うための方便として使われているものにほかならない。政府は「辺野古が唯一」との方針を明確に示しているが、憲法上、内閣の構成員は一体となって統一的な行動を取ることが求められている。沖縄防衛局長は防衛大臣の指揮命令を受けて業務に従事しているにすぎず、また内閣の構成員である国土交通大臣が閣議決定等が行われている辺野古移設の方針に反する判断を下すことは不可能だ。従って、今回の審査請求では、判断権者の公正・中立という行政不服審査制度の前提が欠落していると言わざるを得ない。

 

     第2に、本来、公有水面埋め立て承認は国が米軍基地の建設を目的として「固有の資格」、つまり私人には行いえない立場において受けたものだ。本件執行停止決定が沖縄防衛局長を私人と同様の立場にあると認めたのは明らかに誤っている。この点については、先日100名を超える行政法学者も批判しているところだ。

 

     国地方係争処理委員会においては、同委員会が設けられた趣旨にのっとり、中立・公正な審査をお願いしたいと思っている。

 

     今後も、辺野古に新基地は造らせないという公約の実現に向け、全力で取り組む考えだ。

 

 

 

11/2  ゲート前300人 「歴史認識と東アジアの平和」フォーラムで来日した日中韓の研究者らも

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-165291.html 

 

 

 

11/2  北谷町議会、F16の嘉手納暫定配備に全会一致で抗議決議 CV22オスプレイの県内訓練にも

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-164743.html 

 

    F16暫定配備について、「日米両政府は負担軽減のためにグアムや県外に(訓練や兵士を)移転すると強調するが、その隙間を外来機飛来が埋めている」と指摘。外来機を即時撤去し、飛来を禁止するよう求めた。また、米空軍CV22オスプレイの県内訓練について、「政府はMV22配備の際、CV22に比べた事故率の低さを材料にしたにもかかわらず、説明もない」と批判し、計画の撤回を求めた。

 

 

 

11/2  高江N4ゲート前、抗議住民の車2台損壊 活動妨害か

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165203.html 

 

 

 

11/2  「子の貧困」高校、大学の給付型奨学金の創設や児童館の増設、学童保育の減免など施策要望 

 

検討会が県に提言書

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165193.html 

 

 

 

<社説>警視庁辺野古投入 抗議行動の弾圧許されない。 2015112

 

    http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-164563.html 

 

 

 

11/3  シュワブゲート前では市民約130人、1人逮捕、緊急搬送も 

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165805.html 

 

 

 

11/3  グリーンピース「虹の戦士号」上陸許可下りず

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165757.html 

 

 

 

11/3  新基地と安保法連動 東京大学でシンポ

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165758.html 

 

    桜井国俊沖縄大名誉教授が講演。桜井さんとシールズ琉球メンバーが対談。

 

 

 

11/3  宮古で陸自配備に反対集会

 

    宮古島市の宮古郵便局前で行われた集会には約50人が参加。安保法制と宮古島への陸上自衛隊配備反対などを強く訴えた。

 

 

 

<金口木舌>言葉の重みと「伝える」責任 2015113

 

    http://ryukyushimpo.jp/column/entry-165196.html 

 

 

 

11/4  シュワブ沿岸から新たに土器・石器  遺跡認定なら工事遅れ

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165616.html 

 

    キャンプ・シュワブ内には大又遺跡など、7ヵ所の遺跡群が点在する。現場では2月に文化財の「碇石」が発見されており、新たな遺物の発見と合わせて一帯が遺跡に認定される公算が大きい。開発をする際は文化財調査が必要で、名護市教育委員会は沖縄防衛局からの照会を受け、本年度着手予定である辺野古崎の作業ヤード予定地と沿岸部の仮設道路予定地での文化財の有無を7月から試掘調査している。市教委の試掘調査は、予定する300カ所のうち40カ所しか終わっておらず、次年度までかかる可能性が高い。一帯が新たに遺跡に認定された場合の調査は、現在実施している試掘調査後になる見通し。

 

 

 

11/4  那覇市議会、辺野古工事即時中止を 意見書可決

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165834.html 

 

    4日の11月臨時会で、建設工事の即時中止を求める意見書を賛成多数(賛成33、反対4)で可決した。

 

 

 

11/4  普天間所属米軍ヘリ85㌘部品落下 2日後に連絡

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-165645.html 

 

    またか!

 

 

 

11/4  シュワブゲート前、警視庁機動隊投入 警備200人超 抗議市民に逮捕者、救急搬送も

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-166256.html 

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-166413.html 

 

    派遣された警視庁機動隊には、過去に学生運動などに対して強力な実力行使をした「鬼の4機」の通称で知られる第4機動隊も含まれている。

 

    4日午前617分ごろ、警視庁から派遣された機動隊員を乗せた品川、練馬、足立、多摩ナンバーの人員輸送車5台と指揮車両2台が国道329号を南下し、シュワブ内に入った。市民は「警視庁は東京に帰れ」「弾圧は許さないぞ」と声を上げた。沖縄平和運動センターの大城悟事務局長は「集中協議後、作業が再開してから、すぐ拘束するようになっている。押さえ方も乱暴だ。政府が徹底的にやるよう指示しているのではないか。派遣によって、反対しても政府の力で押さえつけるというのを見せようとしている」と分析。県平和委員会の大久保康裕事務局長は「挑発に乗って行動すると弾圧や分断の口実を国に与えかねない。敵は機動隊員ではない。冷静にやらないとばかを見るのは現場の市民と隊員だけで、日米両政府は高みの見物になってしまう」と冷静な対応を呼びかけた。

 

   鉄柵内に拘束常態化 

 

    機動隊が市民を排除した後、歩道上を鉄柵などで囲った場所に一時拘束することが常態化している。4日もゲート脇で警察の大型車両と高さ約80㌢の鉄柵複数を壁にして市民を囲い込んだ。市民からは「早く出せ」と激しく抵抗する場面も見られた。弁護士からは「令状もなく1カ所に閉じ込めることは法律から逸脱している」との指摘が出ている。

 

 

 

11/4  グリーンピース抗議船 国、大浦湾への入港申請を却下

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-166257.html 

 

    グリーンピースは処分を不服として、行政不服審査法に基づき国土交通相に対し審査請求する。

 

    「虹の戦士号」の乗組員19人に4日、福岡入国管理局那覇支局から上陸許可が下りた。グリーンピース・ジャパンの佐藤純一事務局長は入国許可などが遅れたことについて「沖縄県と国の係争のように、辺野古を守ろうとする声を上げれば圧力をかけられるという構図と同様だ」と日本政府を批判した。一方、同船の大浦湾の入港許可申請が却下された。沖縄総合事務局からは「工事区域への侵入や工事の妨害が起こらないとは言い切れない。安全確保ができないという観点から申請を却下する」と伝えられたという。

 

   「虹の戦士号」が停泊を申請していた場所は、臨時制限水域から1㌔沖合だった

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-166837.html 

 

    日本政府は工事を妨害せずに行う予定だった抗議活動を事実上制限したことになる。

 

 

 

11/5  辺野古監視委の寄付問題 防衛局、県へ回答せず

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-166273.html 

 

 

 

11/5  ゲート前、機動隊員200人投入 抗議の市民ら排除続く

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-166456.html 

 

 

 

11/5  北部3つの「島ぐるみ会議」、知事判断を支持 大宜味で合同集会

 

    「沖縄建白書を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」の大宜味村、東村の組織と結成準備中の国頭村の組織が、合同集会を開いた。200人余が参加し、辺野古埋め立て承認を取り消した翁長知事の判断を支持し、東村高江のヘリパッド建設を断念させるまで闘うことを宣言した。

 

 

 

11/5  石垣市で不戦訴え 朗読劇「アンガマ異聞~石垣島のいくさ世」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-171647.html 

 

石垣市民会館で開催され、子どもたちを含む約50人が出演し、体験者の証言を基に、戦争を再現するように朗読した。八重山戦争マラリアを語り継ぐ会主催。

 

 

 

11/6  県、「辺野古承認取り消し」是正勧告を拒否

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167018.html 

 

   「取り消しは適法」 国交相に公開質問状も

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-167523.html (会見録画あり)

 

    知事冒頭発言全文と一問一答

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167631.html 

 

<承認取り消しへの是正勧告拒否 知事冒頭発言全文>

 

国土交通大臣が行った辺野古新基地建設に係る公有水面埋立承認取消処分を取り消せとの勧告などについて報告する。
 1点目に是正の勧告の拒否について。本日、去る10月28日付けで国土交通大臣が地方自治法第245条の8第1項の規定により行った「辺野古新基地建設に係る公有水面埋立承認取消処分を取り消せ」との勧告について、勧告には従わない旨の文書を同大臣宛て発送した。

 

     県は、本年7月の第三者委員会の検討結果を受けてこれを精査した結果、承認には取り消し得べき瑕疵(かし)があるものと認め、取り消しを行った。従って、本件取り消しは適法と考えており、勧告に従うことはできない。
 2点目に公開質問状について。承認取り消しに対する審査請求、審査請求手続における執行停止決定および代執行手続きへの移行といった一連の政府の対応において、沖縄防衛局長のみならず、国土交通大臣までが、自らの都合に応じて立場を使い分け、さらに警視庁の機動隊員を大量投入するなど、まさしくなりふり構わず移設を強行しようとしている。
 政府は、これらの対応について、通り一遍の言葉ではなく、国民、県民に対して明確に説明責任を果たすべきであると考える。そこで県では、本日、国土交通大臣に対して、この点についての公開質問を行うこととし、公開質問状を送付したので、報告する。
 3点目に環境監視等委員会の寄付等について。昨日、本県から沖縄防衛局長に照会した環境監視等委員会への寄付および報酬に対する回答があった。既存の議事要旨などを基に委員会の指導助言機能は適切に果たされていると主張するのみで、委員就任後に寄付金が大幅に増額された委員がいるにもかかわらず、議事録の公表もない。
 国民、県民の疑念は払拭(ふっしょく)されるどころか、ますます深まっていくのではないか。あらためて、十分な内容の調査結果の報告や、議事録の公開などを強く求めていく。今後も、辺野古に新基地は造らせないという公約の実現に向け、全力で取り組む考えだ。

 

    国交相への公開質問状全文

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167645.html 

 

 

 

11/6  米、海兵隊撤退を検討  日本、沖縄残留望む

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-166835.html 

 

    沖縄の日本復帰直後、在沖海兵遠征軍を丸ごとテニアンに移転する案。

 

    機密指定を解除された米公文書は、野添文彬・沖国大講師が米ミシガン州のフォード大統領図書館で入手した。日本政府が海兵隊を沖縄に引き留め、押しとどめられてきた構図が完成してきた。

 

 

 

11/6  沖縄満州会 解散へ 会員高齢化のため

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-166839.html 

 

    沖縄の満州移民に関しては、『沖縄と「満州」』という秀作がある。

 

沖縄女性史を考える会編 2013年 明石書店。

 

     http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-213463.html 

 

 

 

11/6  戦没者DNA鑑定 遺族、早期鑑定を望む 「遺骨を早く見つけたい」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167035.html 

 

    県内には約600の遺骨が保存されている。

 

 

 

11/6  在沖米軍基地引き取り運動 九州でも新組織

 

    沖縄の過重な米軍基地を引き取る運動を始めた大阪の市民団体に呼応して、九州でも福岡、熊本、長崎各県の有志16人が福岡市で会合を持った。それぞれの地域で基地引き取り運動を訴え、今後九州で新たな組織を立ち上げることを確認した。21日には福岡市でシンポジウムを予定している。

 

 

 

11/6  暫定配備のF16、離陸時97デシベル 嘉手納基地三連協調査 

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-166838.html 

 

 

 

11/6  あす不発弾処理 南城市大里で

 

    米国製5㌅艦砲弾2発。避難半径は各156㍍。避難対象は南城市で2世帯4人、南風原町で21世帯88人。

 

 

 

11/6  シールズ琉球抗議声明 政府の辺野古強行は「民主主義否定する暴挙」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167139.html 

 

【シールズ琉球 抗議文】
 辺野古新基地建設をめぐる一連の政治的手続きに関する抗議声明
 沖縄・辺野古の新基地建設工事が再開されました。2015年10月13日に翁長雄志沖縄県知事が行った辺野古沿岸部における公有水面埋め立て承認の取り消しに対し、その翌日、沖縄防衛局は行政不服審査法に基づき国土交通大臣に対し審査請求をするとともに、執行停止措置の申し立てをしました。そして10月27日、国土交通大臣が執行停止を命じたのが、新基地建設工事再開の根拠となっています。
 しかしこの審査請求は、沖縄防衛局という国家の一機関が「一般私人」を名乗りながら、同じく国の行政機関である国土交通大臣に宛てたものです。これは国家の専横から国民の権利利益を守るための制度である行政不服審査法の恣意(しい)的な乱用であり、すでに多くの行政法学者から批判の声明が出ている通り、法治国家にもとる行為です。さらに、今回の埋め立て承認取り消しを行った翁長知事は、党派や思想信条を超えた「オール沖縄」のもと、「新基地は造らせない」ことを公約とし沖縄県民の圧倒的支持をうけて当選しました。その知事の措置を国家がこのような不公正な手段をもって斥(しりぞ)けるということは、憲法の掲げる地方自治の原則を蔑(ないがし)ろにするものであるとともに、民主主義の根幹を否定する暴挙です。
 沖縄は、これまでも構造的な差別と言う現状のなかにありました。国土面積のわずか0・6%の小さな島に在日米軍専用施設の74%が集中するなど、日米同盟の過剰な負担を負わされています。また、不平等だと指摘されている日米地位協定もいまだに改正されておらず、米軍・軍属による事件・事故は解決されないままです。一方、住民を含む凄惨(せいさん)な犠牲を出した沖縄戦、米軍による土地接収である「銃剣とブルドーザー」などを経た沖縄では、反基地・反戦運動が非暴力を通じて行われてきました。今回の新基地建設工事の再開は、こうした沖縄の長い平和のための闘いを踏みにじるものであり、日米安全保障のための負担を沖縄に今後も押しつけるという、国家からの宣言であるとさえ言えるでしょう。
 辺野古での新基地建設をめぐる日本政府の横暴は、沖縄だけにとどまらない、日本全体の問題です。今なお国会を通じて沖縄に過剰な基地負担を強いているのは、紛れもなく「日本」に生きる私たち自身です。そして、特定秘密保護法や安保法制の整備といった安倍政権のもとに行われている政治が、この国の自由と民主主義、そして平和主義を著しく傷つけるものであったことからも、沖縄の直面している問題が全国の人々にとって決して他人事でないことは明らかです。沖縄がこの国に問うものは、この国の憲法の理念であり、この国の政治であり、「日本」に生きる私たちの行動です。
 私たちはこの国の自由と民主主義を守るという立場から、今回の辺野古埋め立てに関する一連の政府の手続きに反対します。そして、辺野古新基地建設工事の中止を求めるとともに、このような暴挙を粛々と進める現政権へNOを突きつけます。
2015年11月6日
SEALDs
SEALDs KANSAI
SEALDs TOHOKU
SEALDs RYUKYU
SEALDs TOKAI

 

 

 

11/6  普天間の「5年以内運用停止」県として工程作成

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167527.html 

 

    安慶田副知事は、安倍政権が201312月に約束した米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止について、県として実現に向けた工程(ロードマップ)を作成すると井上一徳沖縄防衛局長に伝達した。

 

 

 

11/6  辺野古ゲート前、また鉄柵で市民らを一時拘束 弁護士「警察権の乱用」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167532.html 

 

 

 

11/6  やんばる食材 希少性をブランドに フランス料理で発信 東京でフェア 

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167655.html 

 

 

 

11/6  キャンプ・ハンセンで山火事 実弾射撃訓練原因か

 

    金武町の米軍キャンプ・ハンセンレンジ2付近で6日午前1055分ごろ、山火事が発生した。午後553分現在、まだ鎮火していない。実弾射撃訓練によるものとみられる。

 

 

 

11/7  グリーンピース「大浦湾を海洋保護区へ」 瀬嵩で子どもたちとアピール

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168057.html 

 

    船員らが一文字ずつボードを持ち、「SAVE  THE  DUGONGS」「辺野古 大浦湾を海洋保護区に」などのメッセージを掲げた。

 

 

 

11/7  中城村、全戦没者慰霊祭 村長平和宣言 「辺野古新基地に断固反対」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168053.html 

 

 

 

11/7  新基地阻止へ心一つ 翁長樹子さん、座り込みに参加

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168052.html 

 

    「万策尽きたら夫婦で一緒に座り込むことを約束している」「まだまだ万策は付きていない」「世界の人も支援してくれている。これからも諦めず、心一つに頑張ろう」

 

 

 

11/7  那覇で基地と性暴力考えるシンポ 「安保が沖縄犠牲に」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167960.html 

 

「第18回全国シェルターシンポジウム2015 in沖縄 性暴力禁止法の制定に向けて 命どぅ宝 暴力のない世界へ」。基調講演で強姦救援センター・沖縄REICO(レイコ)の高里鈴代代表は

 

「暴力のない社会の最低条件は戦争の道を選ばないこと」と強調した。

 

 

 

11/7  戦争遺跡は「生き証人」 調査と保存を求める

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-167966.html 

 

    吉浜忍・沖国大教授が「戦争遺跡の保存・活用の歩み」と題して基調講演し、「戦争体験者が少なくなる中、戦争遺跡こそが沖縄戦の記憶を継承していく歴史の『生き証人』だ」と述べ、地域住民や自治体による調査の重要性を訴えた。

 

 

 

11/8  オランダのヤン・バニング氏の写真展「Comfort  Women―インドネシアの日本軍『慰安婦』」オープニングシンポジウム開催

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168455.html 

 

    ノンフィクション作家の川田文子さん、テレビジャーナリストの金平茂紀さん、フリーライターの山城紀子さんが、「慰安婦」問題に関わるそれぞれの取材経験を語った。

 

<金口木舌>18人の鋭いまなざし 20151113

 

    http://ryukyushimpo.jp/column/entry-170759.html 

 

 

 

11/8  グリーンピースメンバーとカヌー隊が一緒にアピール

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168400.html 

 

 

 

11/9  国交相、知事に「是正指示」 

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168886.html 

 

    翁長雄志知事に対し辺野古沖の埋め立て承認取り消し処分の是正を指示する文書。文書到着翌日から3日以内に指示に従うよう求めており、10日に届いた場合は13日が期限になる。

 

 

 

11/9  モンデール元駐日大使インタビュー 普天間移設先を「われわれは沖縄とは言っていない」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168306.html 

 

    1995年の少女乱暴事件の後も、日本側が沖縄からの米軍撤退を望まなかったことをあらためて明らかにした。

 

 

 

11/9  米軍、キャンプ・キンザ―汚染認める ジョン・ミッチェル氏が情報公開請求で入手

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168316.html 

 

    米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザ―)にはベトナムから持ち込まれた除草剤や農薬など有害な化学物質を入れた約150本のドラム缶などを野積みした保管場所があった。

 

    キンザ―は2025年をめどに返還される予定だが、地元からは基地の「使用履歴」の開示や返還前の環境調査が求められている。

 

 

 

11/9  北谷町議会、新基地建設などに抗議  翁長知事の承認取り消しを「断固支持する」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168497.html 

 

    「辺野古新基地建設工事再開に抗議し、新基地建設断念を求める意見書」を賛成多数で可決した。

 

 

 

11/9  辺野古早朝抗議、機動隊の排除続く

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168471.html 

 

 

 

11/9  ニューヨークタイムズ5日付け社説掲載「沖縄県民の意思を否定している」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168529.html 

 

 

 

11/9  「大浦湾を海洋保護区に」グリーンピース、稲嶺市長に署名を手渡す

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168583.html 

 

 

 

11/9  県、知事国連演説を151の国や地域の大使らに送付

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-168887.html 

 

    知事は会見で、「政府の対応は団体自治、住民自治といった地方自治の本旨に照らしても極めて不当であり、今日の事態に至ったことは誠に遺憾だ」と述べた。

 

 

 

11/9  沖縄の貧困、全国共有へ  2729日「第48回公的扶助研究全国セミナー」沖縄開催

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169808.html 

 

    沖縄大会は「戦後70年 今問われる 貧困・格差・不平等~沖縄で考える『命・くらし・平和』~」をテーマに、宜野湾市の沖国大を主会場に開かれる。全国のケースワーカーや研究者ら300人、県内からも約100人が参加予定。

 

 

 

11/10 大浦湾に大型クレーン船2隻  4ヵ月ぶり 近日中に海底掘削調査再開のもよう

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169553.html 

 

    残る深部5ヵ所

 

 

 

11/10  県、教育大綱 子どもの貧困対策を明記

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169552.html 

 

 

 

11/11  知事、国の是正指示拒否 辺野古承認取り消し

 

http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-170138.html (会見録画あり)

 

    知事冒頭発言全文、一問一答

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-170285.html 

 

<是正指示拒否 知事冒頭発言全文>

 

     本日、去る11月9日付で、地方自治法第245条の8第2項の規定により国土交通大臣が行った「辺野古新基地建設に係る公有水面埋め立て承認取り消し処分を取り消せ」との指示について、これに従わない旨の文書を、同大臣宛て発送することとした。

 

     私は知事に就任して以来、政府に対して「基地は沖縄に置いておけばいい」「辺野古が唯一の解決策である」といった固定観念を捨て去り、新基地建設に反対する多くの沖縄県民の声に耳を傾け、移設問題に向き合ってもらいたいと求めてきた。
 県としては、本件公有水面埋め立て承認については、本年7月の第三者委員会の検証結果報告書を受けてこれを精査した結果、取り消し得べき瑕疵(かし)があるものと認められたことから、取り消しを行った。
 是正の指示は、改正前の地方自治法でいう職務執行命令に相当するものであり、国が地方公共団体に行う関与の方法として最も厳しいものだ。承認取り消しに対する審査請求、審査請求手続きにおける執行停止決定および代執行手続きへの移行といった一連の政府の対応は、団体自治、住民自治といった地方自治の本旨に照らしても、極めて不当であり、今日の事態に至ったことは誠に残念だ。
 県の承認取り消しは適法であり、かつ正当だ。私は今後も、辺野古に新基地は造らせないという公約の実現に向け、全力で取り組む考えだ。
 県民の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げる。

 

 

 

11/11  早朝、市民ら500人、工事車両止める  

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169757.html 

 

 

 

11/11 菅氏「交付金は反対運動迷惑料」発言  稲嶺市長、直接交付金「正しくない」支出根拠批判

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169800.html 

 

 

 

11/11  キンザ―周辺、低質から汚染物質検出箇所も 環境基準値下回る

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169658.html 

 

 

 

11/11  928町村議長全国大会、全会一致で「地位協定の見直し要求」を初決議

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169841.html 

 

    「運用改善や環境補足協定の締結がなされてはいるものの、米軍基地から派生するさまざまな事件・事故等から国民の生命・財産と人権を守るためにはまだ不十分」として抜本的な見直しを求めた。

 

<日米地位協定の見直しに関する特別決議 町村議長全国大会>

 

     わが国には、日米安全保障条約に基づく日米地位協定によって、31の都道府県に131施設、約102千ヘクタールの米軍基地が所在している。

 

     米軍基地を抱える全国の町村は、わが国の防衛、安全保障の一翼を担う一方、米軍基地の存在による住民生活への過重な負担を抱えている。

 

     特に、全国の米軍基地専用施設の約74%を占める沖縄県においては、米軍基地から派生する事件・事故や航空機騒音、環境問題、ならびに米軍人・軍属等による犯罪が、戦後70年を経た今日においてもなお後を絶たず、地域住民の生活に多大な影響を及ぼしている。

 

     日米地位協定は、日米を取り巻く安全保障体制やわが国の社会環境が大きく変化しているにもかかわらず、昭和35年に締結されて以来、50年以上もの間、一度も改正されていない。

 

     これまで運用改善や環境補足協定の締結がなされてはいるものの、米軍基地から派生するさまざまな事件・事故等から国民の生命・財産と人権を守るためにはまだ不十分で、根本的な解決のためには日米地位協定を抜本的に見直す必要がる。

 

     よって、日米地位協定を抜本的に見直しされるよう、強く要請する。

 

     以上、特別決議する。

 

     平成271111

 

     第59回町村議会議長全国大会

 

 

 

11/11 名護市議会野党、移設推進決議を全国の議会に要望

 

    名護市議会野党会派の礎之会(岸本直也会長)とあけみおの会(吉元義彦会長)は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設推進を求める意見書と、意見書の採択を求める陳情書を県外の802市議会議長宛に送付した。県内の市議会にも近く送付する。

 

 

 

<金口木舌>戦争を見つめた母 20151111

 

    http://ryukyushimpo.jp/column/entry-169533.html 

 

 

 

11/12  防衛局、辺野古掘削調査再開  県の作業停止要求を無視

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-170750.html 

 

    辺野古・大浦湾の深海部でのボーリング調査が再開された。6月以来の再開。

 

 

 

11/12 国交相、県公開質問状に具体的に答えず 

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-170760.html 

 

    県側は、「われわれは具体的に質問したのに、一切答えていない。自分たちの主張を一方的に言っている」と回答内容に強く反発している。

 

      副知事、国の回答を批判「真摯な対応ない」

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-171472.html 

 

 

 

11/12 基地跡地の宅地からダイオキシン 北谷町

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-170765.html 

 

    深さ5.7㍍の地中から沖縄防衛局の調査で環境基準値の1.8倍のダイオキシン類が検出されていた。土地は1996年に返還され、2009年に住民が町から購入した。以前は米軍のごみ捨て場だった場所。

 

 

 

11/12 島ぐるみ会議訪米団、団結式

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-170755.html 

 

    26人の訪米団は15日から21日まで米カリフォルニア州と首都ワシントンを訪問予定。

 

 

 

<社説>「是正指示」拒否 民主国家の看板が問われる 20151112

 

    http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-170159.html 

 

 

 

11/13 国地方係争処理委員会第1回会合、知事、国交相へ意見聴取  回答文書により審査可否判断

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-171473.html 

 

 

 

11/13 在沖米総領事発言、辺野古反対民意「小さな問題」

 

    http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-171372.html 

 

    島ぐるみ会議共同代表の呉屋守将さんは、「あなたにとって小さいかもしれないが、沖縄にとっては最大の問題だ」「外交官としてこの認識でいいのか。訪米の際に抗議したい」と反論。ヘリ基地反対協共同代表の安次富浩さんは「植民地主義者の発想だ」「日本との軍事同盟だけを見ており、抵抗する私たちを無視している。民主主義の国がこれでいいのかと国際世論に訴え、逆手にとって運動しないといけない」と力を込めた。

 

 

 

11/13 宜野湾市議会 普天間早期閉鎖を 意見書と決議、全会一致で採択

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-170936.html 

 

 

 

11/13 辺野古掘削続く カヌー隊、抗議船27人拘束 新たにSUPチーム「ひやみかち」発足

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-171472.html 

 

   

 

11/13 オスプレイ低周波音、24時間測定へ 県、年度内に開始

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-171653.html 

 

 

 

11/14 シンポジウム「民主主義における自己決定と地方自治」 日弁連と沖縄弁護士会、九州弁護士会連合会主催  立憲主義沖縄で再生

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-172038.html 

 

    記念講演には新崎盛暉沖縄大名誉教授。

 

 

 

11/14 シールズ琉球 キャンプ・シュワブゲート前で新基地に反対する集会

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-171765.html 

 

    辺野古移設反対をアピールする全国一斉行動「NO BASE 緊急辺野古アピール」の一環。14日は東京のシールズが新宿アルタ前で午後2時半から、シールズ東海は午後5時から名古屋駅西噴水広場で集会を開く。シールズ関西は13日に集会を開いた。

 

   東京で沖縄と連帯 「見ぬふりできない」 シールズ新基地ノー

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-172046.html 

 

 

 

<未来に伝える沖縄戦>学徒動員受け糸数壕へ 謝花澄枝さん(87)〈上〉20151114

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-172191.html 

 

<未来に伝える沖縄戦>遺体の間に身を隠す 謝花澄枝さん(87)〈下〉20151115

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-172197.html 

 

 

 

11/15 島ぐるみ会議訪米団が出発 辺野古見直し、米へ直接訴える

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-172447.html 

 

    訪米団は、呉屋守将団長(金秀グループ会長)を団長に県議会や市町村議会、経済界、労働組合、学生などの代表26人で構成。

 

 

 

11/16 中国ミサイル能力向上で在沖基地防御不利に 米ランド研究所が報告書

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-172442.html 

 

 

 

11/16 3基目のスパット台船設置

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-172561.html 

 

 

 

11/16 名護市議会、沖縄防衛局へ辺野古断念要請

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-172602.html 

 

 

 

11/17 国が知事を提訴 辺野古「代執行」求める  知事、「銃剣で接収想起」「沖縄差別」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-173591.html 

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-173593.html (会見録画あり)

 

    翁長知事は17日午後5時半に会見を開き、「県民にとって『銃剣とブルドーザー』による強制接収を思い起こさせるものだ。今後、訴訟の場においてわれわれの考えが正当であることを主張・立証していく」と述べた。

 

 

 

【号外】辺野古埋め立て 政府、代執行訴訟を提起 20151117

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-173131.html 

 

 

 

11/17 国の提訴受け、翁長知事記者会見全文

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-173561.html 

 

<代執行提訴受け 知事冒頭発言全文>

 

     本日は、第1に、国土交通大臣が代執行の訴えの提起を行ったことについて、第2に、沖縄防衛局によるコンクリート製構造物設置に係る調査結果について報告する。
 第1に、代執行の訴えの提起についてだが、本日、国土交通大臣が、福岡高等裁判所那覇支部に対して提起した『地方自治法245条の8第3項の規定に基づく埋立承認処分 取消処分 取消命令請求事件」の訴状を受け取った。
 このたびの訴えの提起は、法律に基づくものであるとはいえ、沖縄県民にとっては「銃剣とブルドーザー」による強制接収を思い起こさせるものだ。辺野古の美しい海を埋め立て、新基地建設を強行しようとする政府の態度は、多くの県民には理解することすらできない。
 一方で、県外では米軍基地や部隊の移設に対し、政府がたびたび断念していることを私たちは知っている。沖縄に対しては、「安全保障は国の専権事項」と主張し、県外では「地方自治の尊重」をいう政府の態度は完全なダブルスタンダード(二重基準)であり、日本国憲法の理念にももとるものだ。
 また、米国においては、沖縄に集中する米軍基地はミサイル攻撃に対し脆弱(ぜいじゃく)であるとのリスクが指摘されており、政府の主張する「沖縄の地理的優位性」は逆に安全保障上の足かせになりつつある。それにもかかわらず、「基地は沖縄に置き続ければよい」との固定観念で一方的に基地を押し付ける政府の対応は、沖縄差別の顕(あらわ)れであり、法治国家の法の下の平等の原則に反するものといわれても仕方ない。
 仲井真前知事が2期目の選挙において、「普天間飛行場の県外移設」を公約に掲げ知事に就任したものの、その公約を破り、県内移設の道を拓(ひら)く公有水面埋め立て承認を行ったことが現在に至る状況を招いたものと考えている。
 その承認について、県では第三者委員会の検証結果報告を受け、精査した結果、取り消し得べき瑕疵(かし)が認められたことから、これを取り消したものだ。官房長官は繰り返し「すでに行政判断は出ている」といっておられるが、埋め立ての承認および取り消しの審査権限は沖縄県知事にある。政府から、私が適法に行った承認取り消しを違法と決めつけられるいわれはない。
 総理も官房長官も16年前、当時の知事や名護市長が辺野古基地を受け入れたとおっしゃっている。しかし、当時は、代替施設を軍民共用空港とし、15年の使用期限を付するなど厳しい条件を前提に、苦渋の決断の末、受け入れを認めたものだ。その後、条件を盛り込んだ閣議決定が行われたが、平成18年に一方的に廃止されてしまった。
 既に実態を失った16年前の条件付き受け入れ表明を、今になって引き合いに出し、沖縄側が辺野古移設を受け入れているとする政府の主張は事実無根であり、詳しい経緯を知らない国民・県民を欺くための詭弁(きべん)と断ずる他ない。
 県としては、今後、訴訟の場においてわれわれの考えが正当であることを主張・立証していく。裁判所には、憲法と法律に照らした判断をいただきたいと思っている。
 第2に、沖縄防衛局によるコンクリート製構造物設置に関して県が行った調査の結果だが、当該構造物の設置に伴い岩礁破砕がなされたかについては、残念ながら判断することはできないとの結論に至った。
 ご承知のとおり、半年以上も立ち入り調査が認められず、その間、台風等の影響か、あるいは人為的関与があったのか検証は不可能だが、いずれにしろ2月時点に比べ、9月の現況調査では構造物周辺に相当の変化が認められ、海底地形の改変の痕跡が一掃されてしまったような状況だった。
 本来、県は許認可権者として速やかに現状確認を行えるのが当然だが、本件では政府の不条理極まる対応により、結果として、このような結論に至ったことを誠に苦々しく思っている。
 最後に、私は保守の政治家としてこれまで政治に携わってきた。日本国を大事に思い、日米安全保障体制に理解を示している。だからこそ、国土面積の0・6%にすぎない沖縄県に米軍専用施設の約73・8%を集中させ続けるという状況に甘んじることなく、安全保障について日本全体で議論し、負担を分かち合っていくことこそ、品格ある、世界に冠たる日米安全保障体制につながるものと信じている。
 沖縄の将来にとって、自然豊かな辺野古の海を埋め立て、県民の手が届かない国有地に、耐用年数200年ともいわれる基地を建設することは、やはり何があっても容認することはできない。私は、今後とも辺野古に新基地は造らせないとの公約の実現に向け、不退転の決意で取り組んでいく。県民の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げる。

 

 

 

11/17 「訴えられるのは国の方だ」シュワブゲート前

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-173195.html 

 

 

 

11/18 抗議船の船長、海保拘束後に意識失い嘔吐

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-174308.html 

 

   同船に乗っていたチョイさんの詳しい報告

 

    「殺されるかと思った」---抗議船の船長、海保の暴行により意識不明で嘔吐も。救急車で搬送される  

 

    http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/82f6e248daac50a7bb3e872d67d06e91 

 

 

 

11/18 シュワブゲート前座り込み、きょうで500日 早朝抗議、議員ら含め1000人結集

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-173763.html 

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-174180.html 

 

    1000人結集すれば工事車両も阻止できた。

 

   ゲート前大行動と海上行動 

 

    http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/5a57b98e1b1892c27e6c4be7ce0cb528 

 

 

 

11/18 「全国で大きなうねりに」長野県中川村長 ゲート前座り込みに参加

 

1416日、米軍キャンプ・シュワブゲート前には長野県中川村の曽我逸郎村長の姿もあった。村長に就任し3期目。翁長知事の辺野古埋め立て承認取り消しの効力を国土交通相が一時的に止める「執行停止」を根拠に、沖縄防衛局が埋め立て本体工事に着手したことにたいし、曽我さんは「一人の人間が右手と左手でジャンケンをしているようだ」と国の一連の動きを批判。「TPPや原発、集団的自衛権などは国の姿勢に矛盾があり、疑問を抱いている国民は多い。どの町の首長も住民を守りたい。その意思表示のお手本として今の沖縄の闘いがある」「全国でも基地問題を自身の問題として理解する必要がある」と強調した。

 

 

 

1/18 普天間「県外移せる」 マイク・モチヅキ氏と橋本晃和氏、日本記者クラブで講演

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-174186.html 

 

 

 

11/18 国地方係争処理委員会からの質問状、県に届く

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-174326.html 

 

 

 

11/18 那覇市立古蔵中学校の生徒や卒業生ら、現代劇「フェンスに吹く風」上演

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-174187.html 

 

    中学生が東京からの転校生との出会いをきっかけに、それまで当たり前に感じていた基地の存在について考えるという内容の創作劇。

 

 

 

11/18 直接交付金 辺野古区受け入れへ

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-174327.html 

 

 

 

11/18 あす不発弾処理 宮古島市沖合で

 

    宮古島市の平良港内の下崎ふ頭沖で見つかった5㌅砲弾1発や3㌅砲弾9発など不発弾50発の水中爆破処理作業。爆破現場から半径約300㍍は船舶の航行が禁止、半径3㌔は人の入水が禁止。

 

 

 

11/19 「辺野古ノー」総領事館前に500人 新基地反対の民意を「小さな問題」と発言したエレンライク総領事発言にも抗議

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-174385.html 

 

 

 

11/19 シュワブゲート前 抗議の市民、骨折の可能性 抗議中、機動隊に押され

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-174864.html 

 

 

 

11/19 来年夏の参院選、「慰霊の日」想定  遺族ら「配慮が足りない」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-174183.html 

 

 

 

11/19 北部訓練場H地区ゲート付近 米軍車両、また畑の植栽踏み倒す

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-175720.html 

 

 

 

<社説>座り込み500日 驚異的な非暴力の闘い 20151120

 

    http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-174859.html 

 

 

 

11/20 島ぐるみ会議訪米団 米市民団体と連携 「新基地計画、米も当事者」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-175555.html 

 

島ぐるみ訪米団 米最大労組へ協力呼び掛け

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176045.html 

 

 

 

11/20 海保、抗議の市民の首絞め、男性負傷

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-175556.html 

 

 

 

11/21 ヘリ基地反対協 海保の過剰警備を批判 「警備範囲超えている」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-175776.html 

 

   ヘリ基地反対協、海保に「過剰警備やめて」 辺野古浜テントで会見

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176151.html 

 

 

 

11/21 深夜に爆発音90デシベル 名護市久志、豊原  米軍演習か

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177481.html 

 

 

 

11/21 沖縄戦 ことし3月西原町の壕で発見された戦死兵の印鑑、70年ぶり遺族へ

 

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176061.html 

 

 

 

11/22 戦時中のものとみられる米国製黄燐弾発火 西原町の雑木林で3発回収

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176422.html 

 

 

 

11/21 中城御殿に石積み遺構

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-175564.html 

 

 

 

11/22 コンクリートブロック積んだ大型クレーン船 防衛局、大浦湾に搬入

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176232.html 

 

    辺野古に巨大ブロック 防衛局、県と事前協議せず

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176419.html 

 

 

 

11/22 島ぐるみ会議訪米団来沖 「訴え拡がっている」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176865.html 

 

 

 

11/23 シュワブゲート前に約130人 機動隊が市民ら排除後、工事関係車両11台がゲート通過

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176550.html 

 

 

 

11/23 大江健三郎氏講演 辺野古移設「解決にならぬ」 政府の強行批判

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-176863.html 

 

    沖国大生から「選挙のたびに沖縄の民意が無視され、沖縄に民主主義がないと思う。強権的に物事を進める政府と闘うために何が一番大切か」と質問され、大江さんは「このような民主主義的な発言ができる若者がいることが大切だ。これからも頑張って」と学生に温かい言葉を送り、会場から拍手が巻き起こった。

 

 

 

11/24 県、辺野古発見の土器など確認  約2千年前の貝塚時代後期ごろの物

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177150.html 

 

    近く正式に文化財に認定する見通し

 

 

 

11/24 自民党支部、島尻氏からの借入金の一部、政治資金収支報告書に未記載

 

    http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-177064.html 

 

 

 

11/24 シュワブゲート前、市民ら早朝から抗議するも排除され、工事用重機など15台基地内へ

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177040.html 

 

 

 

11/24 竹富町、新庁舎建設 石垣島か西表島か 24日に住民投票

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177604.html 

 

 

 

11/25 海兵隊オスプレイ エンジン改善勧告 ハワイの事故調査受け

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177470.html 

 

    米海兵隊は、ことし5月にハワイ州オアフ島で訓練中に着陸に失敗した事故について調査結果を発表した。調査結果は、着陸のために低高度でホバリング(空中静止)をしている際に巻き上がった砂やちりでエンジンの出力が低下した上に、砂やちりを吸い込んだ左エンジンのタービン翼やコンプレッサーに「物質」が固着し、同エンジンの停止につながり、事故に至ったと分析した。その上で、エンジンの空気ろ過装置の改善を勧告した。米軍は今回の事故を受け、11月から砂やちりが巻き上がる状況下での着陸では、着陸のために要する時間を短くするよう運用規則を改めた。

 

    東村高江では24日午後3時ごろ、オスプレイが2機編隊でN4地区やN1地区の着陸帯上空で旋回飛行を繰り返した。名護市では24日、二見や大浦、沖縄工業高等専門学校裏の着陸帯まで旋回を繰り返し、午前1011分に豊原区で88.9デシベルを観測した。

 

    住民らは「沖縄でも同じ事故が起きかねない」「運用すればするほど欠陥が露呈する」と怒りの声が相次いだ。

 

   オスプレイの構造的欠陥 オスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏が指摘

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178082.html 

 

 

 

11/25 海上保安部前で市民ら抗議 「過剰な警備やめて」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177700.html 

 

 

 

11/25 シュワブゲート前、700人結集 工事車両・資材の搬入なし

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178084.html 

 

 

 

11/25 大型コンクリートブロック 県、防衛局へ文書で照会

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177612.html 

 

 

 

11/25 県、係争処理委員会へ回答文送付 承認取り消し執行停止不服

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177593.html 

 

    県によると、回答文書は表紙を入れて4枚。国交相による埋め立て承認取り消しの執行停止は違法だとして、県が国地方係争処理委員会に不服審査を申し出た主張の趣旨を説明している。

 

 

 

11/25 グリーンピース・ジャパン、防衛省へ要請行動 「辺野古大浦湾を海洋保護区へ」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177675.html 

 

 

 

11/25 抗告訴訟議案提出へ 県議会11月定例会開会

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177655.html 

 

    県は辺野古新基地建設問題で埋め立て承認取り消しの効力を失わせた国交相の執行停止決定を不服とし、抗告訴訟を裁判所に提起する方針で、提訴に必要な議会の議決を得るための追加議案を提出する。

 

 

 

11/25 宮森小学校、米軍ジェット戦闘機墜落事故を伝える写真展 シュワブゲート前で展示

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-177646.html 

 

 

 

<金口木舌>沖縄を導く恩師 20151125

 

    http://ryukyushimpo.jp/column/entry-177475.html 

 

 

 

11/26 防衛局、辺野古投下全ブロックを15㌧以下に変更  防衛局「県との事前協議不要」

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178067.html 

 

    ことし2月、15㌧以下のブロックがサンゴを破損している写真が地元のダイビングチームや報道機関によって撮影されている。15㌧以下であればサンゴに影響しないとは言えない。また、すべて15㌧以下にするということは、トンブロックの数を増やすことになるのではないか。

 

 

 

11/26 国、石垣に陸自配備 正式打診 500600人規模 地対艦ミサイル、地対空ミサイル部隊も

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178657.html 

 

 

 

11/26 辺野古で逮捕の2人、不起訴 那覇地検

 

    那覇地検は、ことし6月に名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で公務執行妨害の疑いで逮捕・送検されていた50代男性と、米軍基地に正当な理由なく進入したとして刑事特別法違反の疑いで逮捕・送検されていた30代男性をそれぞれ不起訴(起訴猶予)処分にした。13日付。

 

 

 

11/26 「全国戦災史実調査報告書」に沖縄戦の戦災記録を

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178754.html 

 

 

 

11/26 辺野古反対9割 首都圏・関西、街頭で1万人投票

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178805.html 

 

 

 

11/26 ヘリ基地反対協のダイビングチーム・レインボー、県に岩礁破砕許可を取り消すよう求める

 

    辺野古漁港そばのテントで会見し、防衛局が汚濁防止膜設置のため、県と事前協議なしで岩礁破砕許可申請時と異なるコンクリートブロックを投下しようとしていることを指摘。県の主張に向き合わない防衛局への岩礁破砕許可を取り消すよう求めた。

 

   (関連するブログ)

 

   「全ブロックを15㌧以下に変更」---あまりにひどい防衛局のデタラメ。県は毅然と岩礁破砕許可の取消しを! 

 

    http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/a4824255e8bf8b38657a68802ee12b88 

 

 

 

11/26 宜野湾市長選 志村氏が政策発表 新基地反対を前面に

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-178745.html 

 

 

 

11/26 新聞感想コンクール最優秀賞 辺野古記事「警官の葛藤」への思い綴る

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178659.html 

 

    ことし116日付沖縄タイムス社会面の記事「国策 民意を侵害」を読んで涙を流していた母は、記事の最後に書かれた「(市民の訴えを聞いた)警察官は目頭をこすって空を見上げた」という文章で複雑な県民感情を表現した記者に、感謝が込み上げたのだと説明した。瀬底さんは「警察官の言葉はないが、行動で葛藤する心が分かると思う。記事は事実を伝えるだけでなく、人の気持ちを救う力がある」と気付いた。

 

 

 

11/27 シュワブゲート前 100人が腕組み座り込むも、採石積んだダンプなど約20台進入

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-178822.html 

 

 

 

11/27 県、辺野古代執行訴訟の答弁書を提出 新基地は「違憲」 

 

地方自治侵害を指摘

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179217.html 

 

    県弁護団の竹下勇夫弁護士や松永和宏弁護士、加藤裕弁護士ら

 

    が福岡高裁那覇支部に提出した。国への訴状に対する答弁書

 

    (48㌻)と第1次準備書面(464㌻)。

 

    琉球新報は、代執行訴訟の「県の答弁書要旨」と「県側第1

 

  備書面要旨」を全2ページで伝えた。

 

 

 

11/27 久辺3区に直接補助金 国、公布要領策定 各区に1300万円

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179219.html 

 

    辺野古区と豊原区は「条件付き容認」の立場。両区長は、やむを得ず基地を受け入れる姿勢から、補助を受けても「推進」の立場にはならないと説明した。豊原区の区長は「基地ができて    も何も得られなければ区民の不利益になるからだ」と説明した。久志区は24日に臨時区民総会を開いたが、受け入れの可否決定は持ち越された。

 

稲嶺市長は「中身は市が既に実施している事業と変わらない。政府は名護市が3区の振興をブロックしていると言ったようだがそれは違う」と否定。

 

名護市には移設を容認していた島袋吉和前市長時代に公布された再編交付金が残っており、2009年度から再編交付金基金として毎年久辺3区の事業に活用している。当初ハード事業対象の基金だったが、12年度にはソフト事業も対象になり、活用期間も当初予定より10年延長して29年までとした。現在約5億円が基金として残っている。本年度はすでに豊原区で各班の倉庫とハーリー船の収納庫、辺野古区で防犯用の街灯設置事業などに約7800万円の予算が計上されている。

 

 

 

11/27 代執行訴訟で県、9人を証人申請 

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179352.html 

 

 

 

11/27 県教育委員会、辺野古発見土器を文化財に認定  発見場所の遺跡認定を進める

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179221.html 

 

    遺跡に認定された場合、試掘調査などが必要になり、工事の進捗に影響を与える可能性が高い。

 

 

 

11/27 久米島伝来の蚕品種「琉球多蚕繭」 黄金の繭 養蚕の季節 2万匹すくすく

 

    http://ryukyushimpo.jp/photo/entry-178656.html 

 

 

 

11/28 シュワブゲート前、機動隊排除で男性がろっ骨にひび

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179628.html 

 

 

 

11/28 平和学会有志 辺野古新基地建設中止求める声明発表 琉大で研究集会

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179629.html 

 

 

 

<未来に伝える沖縄戦>伊江島、八重岳で動員 城間好さん(90)〈上〉

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179335.html 

 

<未来に伝える沖縄戦>帰郷途中、左足に銃撃 城間好さん(90)〈下〉

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179697.html 

 

 

 

11/29 東京集会4500人 「新基地阻止」 連帯拡大

 

    http://ryukyushimpo.jp/photo/entry-179979.html 

 

 

 

11/29 平和学沖縄シンポ 「辺野古反対」世界に発信を

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179992.html 

 

    日本平和学会の秋季研究集会国際シンポジウム「東アジアのなかで平和を問う-共生と連帯を可能にする条件」が琉球大学で開かれた。韓国の延世大学の白永瑞(ペクヨンソ)教授は「沖縄での反基地の運動は東アジアでの米国の軍事覇権への意思表明であり、世界に発信し続けることが大切だ。このことが朝鮮半島の緊張緩和に役立つと思う」と述べた。

 

 

 

11/29 加藤登紀子さん、古謝美佐子さん シュワブゲート前、歌で市民にエール

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-179755.html 

 

    山城博治さん歌う「美しき5月のパリ」の替え歌がゲート前に響いた。

 

    替え歌<沖縄 いまこそ立ち上がろう> 作詞:山城博治

 

1)沖縄の未来(みち)は 沖縄が開く
戦さ世(いくさゆ)を拒み 平和に生きるため
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

 

2)辺野古の海を 守り抜くために
圧政迫るが 立ち止まりはしない
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

 

3)高江の森を 守り抜くために
力を合わせて スクラム固めよう
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

 

・・・

 

5)輝く明日は 今こそが拓く
閉ざされた歴史を 解き放つために
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

 

6)歌え自由の歌を 届け空の彼方

 

この青空の下に 人は生きて行く
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

 

 

 

11/30 宜野湾市9団体、普天間の早期返還要請へ

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-180149.html 

 

 

 

11/30 機動隊、きょうも市民らを強制排除 海上作業確認されず

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-180176.html 

 

 

 

11/30 竹富町役場建設地 住民投票 投票率80.3% 西表が多数 町長、移転を明言

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-180659.html 

 

    竹富町役場新庁舎の建設場所を問う住民投票。現庁舎がある「石垣市内」が1140票(43.1%)、「西表島・大原」が1459票(55.2%)となり、西表島への移転賛成票が上回った。

 

 

 

11/30 米軍機にレーザー照射 普天間周辺

 

    http://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-180692.html 

 

 

 

<社説>久辺3区交付金 政権の一手は逆効果生んだ 20151130

 

    http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-179978.html 

 

 

 

12/1  工事用車両、「21世紀の森公園」で出発を一時阻止  

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-180889.html 

 

    20台余りの車両はシュワブに向かう前、名護市大南の「21世紀の森公園」駐車場に集合したが、市民ら約10人が作業の中止を訴え、車両を一時足止めさせた。

 

 

 

12/1  あす不発弾処理 那覇市国場で

 

    米国製5㌅艦砲弾1発。避難区域は半径156㍍、617世帯52事業所1543人が対象。

 

 

 

<金口木舌>「非暴力」象徴する歌、踊り 2015121

 

    http://ryukyushimpo.jp/column/entry-180658.html 

 

 

 

12/2  シュワブゲート前に500人、知事支援  きょう代執行訴訟第1回口頭弁論

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-181629.html 

 

 

 

12/2  知事、代執行訴訟意見陳述へ 「不条理堂々と訴えて」市民1000人那覇地裁前で知事激励

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-181972.html  

 

 

 

【電子号外】「基地は沖縄の発展を阻害」 代執行訴訟 知事、自治・民主主義問う 2015122

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-181628.html 

 

 

 

12/2  知事、民主主義問う 「米施政権下と変わらず」 辺野古代執行訴訟第1回弁論

 

    http://ryukyushimpo.jp/news/entry-181959.html 

 

    知事「県民の心伝えた」 国民の論議訴える

 

    http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-181960.html 

 

 

 

<社説>知事の意見陳述 基地めぐる虚構暴いた 司法は理非曲直見据えよ 2015123

 

    http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-181961.html 

 

 

 

≪辺野古代執行訴訟 第1回口頭弁論 翁長知事意見陳述 全文≫

 

 沖縄県知事の翁長雄志でございます。

 

 本日は、本法廷において意見陳述する機会を与えていただきましたことに、心から感謝申し上げます。

 

 私は、昨年の県知事選挙で「オール沖縄」「イデオロギーよりアイデンティティー」をスローガンに、保守・革新の対立を乗り越えて当選をいたしました。

 

 本件訴訟の口頭弁論に当たり、私の意見を申し上げます。

 

 歴史的にも現在においても沖縄県民は自由・平等・人権・自己決定権をないがしろにされて参りました。私はこのことを「魂の飢餓感」と表現しています。政府との間には多くの課題がありますが、「魂の飢餓感」への理解がなければ、それぞれの課題の解決は大変困難であります。

 

 簡単に沖縄の歴史をお話しますと、沖縄は約500年に及ぶ琉球王国の時代がありました。日本と中国・朝鮮・東南アジアを駆け巡って大交易時代を謳歌しました。琉球は1879年、今から136年前に日本に併合されました。これは琉球が強く抵抗したため、日本政府は琉球処分という名目で軍隊を伴って行われたのです。併合後に待ち受けていたのが70年前の第二次世界大戦、国内唯一の軍隊と民間人が混在しての凄惨な地上戦が行われました。沖縄県民約10万人を含む約20万の人々が犠牲になりました。

 

 戦後は、ほとんどの県民が収容所に収容され、その間に強制的に土地を接収され、収容所からふるさとに帰ってみると普天間飛行場をはじめ米軍基地に変わっていました。その後も、住宅や人が住んでいても「銃剣とブルドーザー」で土地を強制的に接収されたわけです。

 

 1952年、サンフランシスコ講和条約による日本の独立と引き換えに、沖縄は米軍の施政権下に置かれ、日本国民でもアメリカ国民でもない無国籍人となり、当然日本国憲法の適用もなく、県民を代表する国会議員を一人も国会に送ったことはありません。犯罪を犯した米兵がそのまま帰国することすらあった治外法権ともいえる時代でした。ベトナム戦争の時は沖縄からB52爆撃機の出撃をはじめ、いろいろな作戦が展開されております。沖縄は日米安保体制と、日本の平和と高度経済成長を陰で支えてきたわけです。

 

 しかし、政府は一昨年、サンフランシスコ講和条約が発効した428日を「主権回復の日」として式典を開催し、そこで万歳三唱まで行われたのです。沖縄にとっては悲しい、やるせない式典でした。まったく別々の人生を歩んできたような感じがします。

 

 1956年、米軍の施政権下で沖縄の政治史に残ることが起きました。プライス勧告といって、銃剣とブルドーザーで強制接収した土地を、実質的な買い上げをするという勧告が出されました。当時、沖縄はたいへん貧しかったので喉から手が出るほどお金が欲しかったはずですが、県民は心を一つにしてそれを撤回させました。これによって、基地の在り方に、沖縄の自己決定権を主張できる素地がつくられ、私たちに受け継がれているのです。

 

 沖縄が米軍に自ら土地を提供したことは一度もありません。そして戦後70年、あろうことか、今度は日本政府によって、海上での銃剣とブルドーザーをほうふつとさせる行為で美しい海を埋め立て、私たちの自己決定権の及ばない国有地となり、そして、普天間基地にはない軍港機能や弾薬庫が加わり、機能強化され、耐用年数200年ともいわれる基地が造られようとしています。今沖縄には日本国憲法が適用され、昨年の全ての選挙で辺野古新基地反対の民意が出たにもかかわらず、政府は建設を強行しようとしています。米軍基地に関してだけは、米軍施政権下と何ら変わりありません。

 

 米軍施政権下、キャラウェイ高等弁務官は沖縄の自治は神話であると言いましたが、今の状況は、国内外から日本の真の独立は神話であると思われているのではないでしょうか。

 

 辺野古新基地は、完成するまで順調に行っても約10年、場合によっては15年、20年かかります。その期間、普天間基地が動かず、危険性が放置される状況は固定化そのものではないでしょうか?

 

 本当に宜野湾市民のことを考えているならば、前知事の埋め立て承認に際して、総理と官房長官の最大の約束であった普天間基地の5年以内の運用停止を承認後着実に前に進めるべきではなかったでしょうか。しかし、米国からは当初からそんな約束はない、話も聞いたこともないと言われ、前知事との約束は、埋め立て承認をするための空手形ではなかったのか、それを双方承知の上で埋め立て承認がなされたのではないか、いろいろな疑問が湧いてきます。

 

 日本政府にあらためて問いたい。普天間飛行場は世界一危険だと、政府は同じ言葉を繰り返しているが、辺野古新基地ができない場合、本当に普天間基地は固定化できるのでしょうか。

 

 次に基地経済と沖縄振興策について述べたいと思います。

 

 一般の国民もそうですが、多くの政治家も「沖縄は基地で食べているのでしょ。だから基地を預かって振興策をもらったらいいですよ」と沖縄に投げかけます。この言葉は「沖縄に過重な基地負担を強いていることへの免罪符」と「沖縄は振興策をもらっておきながら基地に反対する、沖縄は甘えるな」と言わんばかりです。これくらい真実と違い沖縄県民を傷つける言葉はありません。

 

 米軍基地関連収入は、終戦直後にはGDP(国内総生産)の約50%。基地で働くしか仕方がない時代でした。日本復帰時には約15%、最近は約5%で推移しています。経済面では、米軍基地の存在は今や沖縄経済発展の最大の阻害要因になっています。

 

 例えば、那覇市の新都心地区、米軍の住宅地跡で215㌶ありますが、25年前に返還され、当時は軍用地料等の経済効果が52億円ありました。私が那覇市長になって15年前から区画整理を始め、現在の街ができました。経済効果としては52億円から1634億円と32倍、雇用は170名程度でしたが、今は16千名、約100倍です。税収は6億から199億と33倍に増えています。

 

 沖縄は基地経済で成り立っているというような話は今や過去のものとなり完全な誤解であります。

 

 沖縄は他県に比べて莫大な予算を政府からもらっている、だから基地は我慢しろという話もよく言われます。年末にマスコミ報道で沖縄の振興予算3千億円とか言われるため、多くの国民は47都道府県が一様に国から予算をもらったところに沖縄だけさらに3千億円上乗せをしてもらっていると勘違いをしてしまっているのです。

 

 沖縄はサンフランシスコ講和条約で日本から切り離され、27年間、各省庁と予算折衝を行うこともありませんでした。ですから日本復帰に際して沖縄開発庁が創設され、その後内閣府に引き継がれ、沖縄県と各省庁の間に立って調整を行い沖縄振興に必要な予算を確保するという、予算の一括計上方式が導入されたのです。沖縄県分は年末にその総額が発表されるのに対し、他の都道府県は、独自で予算折衝の末、数千億円という予算を確保していますが、各省庁ごとの計上のため、沖縄のように発表されることがないのです。

 

 実際に補助金等の配分額でみると、沖縄県が突出しているわけではありません。例えば地方交付税と国庫支出金等の県民一人当たりの額で比較しますと、沖縄県は全国で6位、地方交付税だけで見ると17位になります。

 

 都道府県で国に甘えているとか甘えていないとかと、いわれるような場所があるでしょうか。残念ながら私はあらためて問うていきたいと思います。沖縄が日本に甘えているのでしょうか。日本が沖縄に甘えているのでしょうか。ここを無視してこれからの沖縄問題の解決、あるいは日本を取り戻すことなど、できないと確信いたします。

 

 沖縄の将来あるべき姿は、万国津梁の精神を発揮し、日本とアジアの架け橋となること、ゆくゆくはアジア・太平洋地域の平和の緩衝地帯となること。そのことこそ、私の願いであります。

 

 この裁判で問われているのは、単に公有水面埋立法に基づく承認取り消しの是非だけではありません。

 

 戦後70年を経たにもかかわらず、国土面積のわずか0.6%しかない沖縄県に、73.8%もの米軍専用施設を集中させ続け、今また22世紀まで利用可能な基地建設が強行されようとしています。

 

 日本に、本当に地方自治や民主主義は存在するのでしょうか。

 

 沖縄県にのみ負担を強いる今の日米安保体制は正常といえるのでしょうか。国民のみなさま全てに問いかけたいと思います。

 

 沖縄、そして日本の未来を切り開く判断をお願いします。以上です。

 

 

 

 

 

後 記

 

 

 

 沖縄防衛局長が「私人」を自称して国土交通相に不服審査を申し出て以来、日本政府によって法律の違法な利用が行われている。国交相は、翁長知事の(前知事による公有水面埋め立て承認)取り消しを「執行停止」した。沖縄防衛局はすぐさま工事を再開した。いま現在、新基地建設工事は進められている。にもかかわらず、国交相は不服審査そのものを放置したまま、翁長知事の取り消しを取り消すための「代執行」訴訟に打って出た。取り消しを一時的に取り消して工事を続行しながら、取り消しを取り消すための裁判を提起した。「執行停止」は工事を進めるための詭弁としか考えられない。沖縄県は、「執行停止」は違法だとして、国地方係争処理委員会へ審査を申し出ている。

 

 国交相の是正勧告、是正指示に対する沖縄県の拒否の回答の都度、翁長知事は会見で知事コメントを表明し、県側の正当性を訴えた。「沖縄通信7号」では、知事冒頭発言全文を載せた。また、代執行訴訟の第1回口頭弁論における翁長知事の意見陳述を載せたかったので、122日まで7号に入れ込んだ。琉球新報のウェブサイトには知事意見陳述全文は載っていなかったので、紙面から入力した。これは全国民に向けられた沖縄県知事のメッセージであり要望である。ぜひ、一人でも多くの方に読んでいただきたい。言葉が本来の意味と力をもって迫ってくる。

 

現在、毎朝毎朝キャンプ・シュワブゲート前では座り込む市民を警視庁機動隊と県警機動隊がごぼう抜きで強制排除し、作業資材の搬入が行われている。朝の6時に座り込むために那覇から来る市民は4時ごろに家を出る。これが続けば疲労は蓄積するだろう。しかし、ゲート前に悲壮感はないという。沖縄県民の力強い歩みに学びたい。

 

 20151211日  月桃子